かえるくんのゆかいな日常

かえるのふたりづれが、いろいろなところに旅するブログ。さあ、今日も昼からビールを飲むか...

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アカデミック・イングランド(2)音楽の都ロンドン

今日のケンブリッジ:くもり時々晴れ。朝夕に霧。7℃/13℃。(英国気象庁の予報による)

ペンギンさんたちはロンドンでの調査を終えてケンブリッジに来ました。今泊まっているところ、本当にきれいで、ここだけで1回分記事を書こうかなと思うくらい。だから、その話はとっておきます。

ちなみに、ロンドンの宿。

Royal National Hotel

何だか本当に巨大な建物であった…

さて、いくら調査旅行とはいえ、調査が終了したあとは自由時間があるわけで、特段の用事のなかったドクター・クッキンパパとドクター・ピンクホワイト(お名前の変更はいつでも受け付けますね☆)とで、ちょっと文化的な雰囲気に触れてみようってなったのです。

ロンドンの公式観光サイトからクラシックのコンサートでも探すかと思って、その日やっていたコンサートは2件だけ。残念ながら、ロイヤル・アルバート・ホールとか、そういうのはなかったのです。ただ、ひとつは、ぺんぎんさんもちょっと気になるけど、まず意見は合わないだろう。

そういうわけで、3人で相談して向かったのは…

LSO St. Luke's

きれいにライトアップされた、教会みたいな建物。

LSO St. Luke's

LSO St. Luke's ――ロンドン交響楽団セント・ルークス・センターというのが、今晩の目的地。いま、もののサイト(いつものやつとか、公式サイトとか)をみたところだと、もともとは18世紀に立てられた英国国教会の教会で、いわば登録有形文化財みたいなものにも指定されるような建物だったみたいなのだけれど、1961年に閉鎖されて以降、見事な廃墟になっていたみたいなのです。それを音楽ホールとしてよみがえらせたのが、ここみたい。

だから、内部は見事なまでのホールで、とりわけ録音機材やらがたくさん並んでいます。

LSO St. Luke's

それにしても不思議な編成のようです。

当日券で12ポンド払って中に入ります。絶対にがらがらだろうという予期に反して、(もともと少ないとは家)客席はほぼ満席。特に、子どもづれが多いのに驚きます。

――そして、音楽が始まるのです。

まずは、おにいさん二人が出てきて、「クラッピング・ミュージック」。ふたりで手をたたくだけで音楽をつくろうって言うのだけれど、さすがはこの作曲家、もう何だかそれだけでものすごく格好いいリズム。しかし、なんと言うか、楽器の演奏だってそうなのには違いないのだけれど、演奏者にとっては絶対はずせないという緊張感が並々ならぬものがあるのだろうなあ、これ。

…そうです。実は、まず意見が合わないだろうと思っていた、スティーヴ・ライヒのプログラムを聴きにきちゃったってわけ。ドクター・クッキンパパと、ライヒはぜひ聞きたいものですねえ、ってものすごく意気投合しちゃいまして。いくらシュトックハウゼンみたいじゃないっていったって、結局は現代音楽。そう賛同者は募れまいと思っていたから、これにはびっくりの展開なのです。

2曲目は「木片のための音楽」。それぞれ異なる音の高さのウッド・ブロックをもった5人が、これもライヒらしい、小さなブロックで構成されたリズムを、一種のカノンで演奏していきます。リズムが退屈になってきたところに、意外なリズムがぼんっとはいって、場面転換する。そしてまた、リズムに揺られていく。演奏者たちはのりのり。

LSO St. Luke's

3曲目は「六重奏曲」。六重奏とはいうものの、それは一度に奏でる人数の最大限が6人という趣旨。

この日は、ロンドン響のパーカッション奏者たちによる演奏会。パーかっしょにストたちが、結構動き回っていろいろな楽器をそうするわけですが、それにしても、演奏会開始前に写真を撮ったときにはさっぱり気づかなかったことにびっくりするのです。

Vibraphone

編成は、ピアノ2台、シンセサイザー2台、マリンバ3台、ヴィブラフォン2台、バスドラム2台、アンティークシンバル1台など。ときおり、ヴィブラフォンやマリンバのための撥を打ち鳴らして音を作ったりもします。しかし、何よりびっくりしたのは、ヴィブラフォンに弦楽器の弓を当てる奏法。あんな音が出るんだという驚き。最初は、黒板を指で引っかくようないやな音が出るのかと思って身構えたけれども、そうでもないのですね。

曲は、やはり短いブロックに分かれた楽想をカノンで進めていくスタイル。しかし、ところどころでは曲が訪れるのでありまして、とりわけアンティーク・シンバルの音が、退屈さを破壊するのです。最後のほうは、全員が鳴らした、しかし鳴らしていない、たぶん倍音の音がワーッと鳴り響いて、ものすごいグルーヴが生まれていて、もうなんともいえない興奮。観客は地鳴りのような足踏みで、彼らのすばらしさをたたえるのでした。

観客には、前述のように、子どもたちも多かったのだけれど、誰一人むずがらずに、この音楽を楽しんでいったことにまた、驚き。いい音楽はわかるものなのですね、たぶん。

あっという間の45分のコンサートでした。

会場となったロンドン響セント・ルークス・センターは、隣が音楽学校らしいこともあり、どうやら実験的な作品を演奏するのに特化した会場のようでした。この日も録音をしていたみたいです。BBCあたりが協力しているようなので、ひょっとしたららじおでながれていたのかな?

この会場。地下鉄ノーザン線の「オールド・ストリート駅(Old Street)」から、オールドストリートを西に向かって歩いていった先にあります。

Diversion

さて、もうひとつのコンサートというのも気になりますよね。ロンドンに来てヘンデルだって言われたら。プロフェッサー・イルカのご提案、「はしごしてみたら」の一言に乗って、とりあえず移動してみることにしました。途中、乗換えを挟んで、地下鉄ピカデリー線で「レスター広場駅(Leicester Square)」へ。そこからトラファルガー広場のほうに歩いていって、その広場の隅に大きな教会があるのです。

St. Martin-in-the-Fields

イルカさんは「途中からでも問題なく入れる」っておっしゃっていたのだけれど、そんなこと見たい件なぺんぎんさんたち、けっこうどきどきで、セント・マーティン教会のボックス・オフィスに相談してみたところ、拍子抜けするくらいにあっさり「いいよ」というお返事。ちょうど途中の休憩のタイミングで席に入ってね、ということで、割引になったお値段で中に潜入することに成功するのでした。

まあでも、「あと5分10ふんしたら休憩に入るから、後半が始まるまで、何か飲んで待っててよ。」という一言に甘えて、この教会のくりぷとに営業しているカフェで、まずは一休み。

St. Martin-in-the-Fields

時間が来たので中に入ります。演奏はロンドン・ベルモント・アンサンブル(Belmont Ensemble of London)。最初に見ていたウェブサイトに寄れば、ヨーロッパでも特に多忙なアンサンブルなのだそうですが、実際に演奏もよかったのでないかと思います。おそらく古楽器で、だからナチュラルホルンが安定していなかったとか、まあそういうこともあるけれども、それはそれでまあ雰囲気があっていいのでないかなと思います。

プログラムは、前半にはバッハの組曲第3番なんか会ったみたいだけれども、後半は、ヘンデルの「水上の音楽」、パッヘルベルのカノン(ジーグ抜き)、ヘンデルのオーボエ協奏曲ト長調、そして、同じくヘンデルの「王宮の花火の音楽」。最後のなんて、確かに花火が打ちあがっている感じでしたもの!

St. Martin-in-the-Fields

もう、ドクター・クッキンパパは大満足のようで、「やっぱり景気づけにライヒ、その後待ったりとヘンデル、順番としてはこの準だよね。」っておっしゃってました。ドクター・ピンクホワイトも、実のところ久石譲の、風の谷のナウシカの王蟲の音楽が好みだったらしく、思いのほか喜んでくださいました。よかった、よかった。

芸術も楽しんだし、さて、新しい街でアカデミズムに浸ってみるか。
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*Comment

はじめまして♬ 

ランキングが近かったので
ぶらり寄ってみました♬
楽しそうな記事ですね^^
次回の更新楽しみに待ってます♪
  • posted by SODA KENGAKU 
  • URL 
  • 2015.11/14 16:59分 

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