かえるくんのゆかいな日常

かえるのふたりづれが、いろいろなところに旅するブログ。さあ、今日も昼からビールを飲むか...

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ドレスデン(4・完)エルベ川の元世界遺産

今日のエアランゲン:くもりのち雪。0℃/-1℃。

もう冬至は過ぎちゃったんですね。
ゆず湯には入りたかったけれど、内風呂も銭湯もないのだからしようがない。
ちなみにエアランゲンの今日の日の出は8:11、日の入りは16:19だったそうです。
このままいけば、今年のエアランゲンは見事なホワイトクリスマスを迎えます。

この街のクリスマスの様子も書きたい気がするけれども、
こちらを先に終わらせたい。
というわけで、ドレスデン訪問記、最終回です。

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ドレスデンはエルベ川沿いに作られた街。
そのエルベ川には、蒸気船が今もなお運行しています。

15時の船を予約したので、それまで聖母教会前のクリスマス市を眺めます。
もちろん、ホットワインを飲みながら。

ドレスデンは、戦時中、連合軍の空襲でがれきの山にされた街です。
その象徴が聖母教会だったそうで、ここの再建が終了したのはごく最近だそうです。
がれきをすべて元通りに組み立てたのだとか。
おそらく記念に、組み立てきれなかった瓦礫が協会の前におかれていました。

Frauenkirche Dresden

同じように連合軍に街を焼かれた経験を持つ日本とドイツですが、
その再建方法は、おおざっぱに言えば、日本は新しい街を作るという方向に、
ドイツは古い街を復元する方向に進んだ、という感じがしています。

ここに来るまで住んでいた名古屋は、新しい街を作った典型。
街の中には何の歴史遺産も残されていないのは、とても寂しいことです。
でも、もともと、ほとんどすべてが木造で、それがひしめき合って災害に弱い街を
形成していたのだから、この際新しい街づくりをするのも当然なんでしょうね。
実際、名古屋はとても住みよい街だと思います。
それでも、本丸御殿の本格的な復興を目指すという採算を度外視した文化事業
行われているのは興味深いし、市民の反対も多いけれど、個人的には応援したい気がします。

で、ドレスデンも旧市街はもちろん綿密に復元されているわけですが、
旧東独の圏内だったからか、旧市街を外れれば高層のアパートが並ぶ、
ちょっと日本に近い雰囲気が漂っています。
エアランゲンもニュルンベルクも重厚な建物が、きちんと景観を維持すべく
軒先をきっちり並べていて、なんか暗い、逃げ出せない感じがするのです。
パリに最初に行った時もそう思いました。
だから、ドレスデンの雰囲気は、実はペンギンさんはとても気に入ったのです。

―なに偉そうに考えごとしているんだい。
―時間だよ。船に乗ろうよ。

…聖母教会からクリスマス市の並ぶ小道を抜けて、エルベ川に抜けます。
エルベ川沿いにめぐらされた城壁の上から、記念撮影。

Weihnachtsmarkt bei Frauenkirche Dresden

―なんだい。ピントが違っているじゃないか。
―これじゃ立派な写真家さんになれないよ、ペンギンさん。
―しっかりしておくれよお。

…かえるくん、文句を言っている場合じゃないよ。船が見えるじゃない。

Dampfschif Dresden

Eintreten ins Dampfschif

中に入ると、もうお客さんでいっぱい。
家族旅行の方とご一緒の席でした。

この便は、単なる遊覧船で、2時間の航行をしてここに戻ってきます。
コーヒーなどの飲み物と、シュトレンつき!
シュトレンが一番うまいのは、ドレスデンなのだと、ガイドブックに書いてありました。

出発するころに、コーヒーとシュトレンが運ばれてきました。

Stollen in dem Dampfshiff

―なんだい、こりゃ!
―まっしろしろじゃないか!?

…外と中の気温の差が激しくて、しかもコーヒーサーヴィスの途中だったから、
レンズが曇っちゃってね。かえるくん、ごめんね。

―ひどいよ。
―おいらたちの顔が台無しだい! もっと勉強しておくれ。

…まあいいじゃない、雰囲気出てて。

―いやだ、いやだ。
―おいらたちは断固抗議する!

さて、ご家族連れは、プラハから来たお母さん、台湾に留学中の息子さん、
ドレスデン在住のおじさん(お母さんのお兄さんか弟さん)の3人連れ。
チェコから来たお母さんですが、母語はドイツ語なのだそうです。
このご家族といろいろお話して、かなり楽しい時間を過ごしました。
見どころもいろいろ教わりました。
たとえばこれ。

Blauwunder

「青の軌跡」と呼ばれるこの美しい橋は、ドレスデンっ子の大自慢のようです。
この近くには、やはり歴史あるケーブルカーが走っているとのこと。
これ、のりたかったんですけどね... すべてはバッカスが...

そして、これ。

Neue Brueke Dresden

実は、ドレスデンとそれを囲む「エルベ峡谷」は、つい最近までユネスコの世界遺産でした。
乗りたかったはずのケーブルカーも含めて。
それが、指定を取り消されちゃったんです。
その理由が、建設中のこの橋
景観を壊す、というのがその理由です。
世界遺産としての価値を取るか、妥当なコストでの都市生活の充実を取るか。
ドレスデンの市民の意見は二分され、10年に続く論争が続き、ついに橋の建設が決定したそうです。
橋を通る間、この話で持ちきりでした。
そういえば、日本でも、まったく同じような話を聞きましたね。

だんだん夜が更けてきて、景色が見にくくなってしまいました。
ペンギンさん、船に乗ったら絶対に甲板に出る主義なのに、
今回はお話ししていて楽しくて、つい機会を逸しちゃった...
プラハのお母さんは、これが韓国マッサージだよ、健康にいいんだよ、
と写真を見せてしきりにすすめています。
日本人にいまさらそれを進めるかなあ。

ゆうべのダヴィッドといい、この街を訪れる人々とはなぜか話が盛り上がります。
一人旅なのに。不思議なものです。

Innenseite des Dampfschiffs

プラハはエルベ川の上流。
このまま乗っていければ家に帰れるのに、残念だわ、とお母さんは言っています。
今日中に列車でプラハに帰る予定なのだとか。

たのしかった船の旅も終わり。
慣用句としての意味以上に、本当にあっという間の2時間でした。
たのしかった...

下船したら、すぐにドレスデン中央駅に向かいます。
今日中にエアランゲンに戻っておきたい気分なのです。
アンペルマンは引き止めますが、仕方がない。

Ampelmann und Strassenbahn

さようならドレスデン。
この街は、絶対もう一回行きます。
だって、大事なものはほとんど何も見ていないもの。
教会や美術館はもとより、ケーブルカーとかカーゴトラムとか...
それにもまして、どうしてもまた来たいと思ったのだもの。

Dresden Hbf

というわけで、ドレスデン訪問記、やっぱり長くなっちゃったけど、おしまい!

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それにしても、夢にまで見るというホワイトクリスマスです。
雨が夜更け過ぎに雪に変わるのを待つまでもありません。
きっと誰も来ない、一人きりのクリスマスブルーとやらを、
ミサの中継でもテレビで見て過ごします。
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*Comment

きれいな街ですよね 

待ち合わせは、ドレスデンにしましょうか!? 私も、もう一度訪ねて、ゲーテの先生に再会したいなと思っています。せっかくなので、マイセンまで足を伸ばすといいのではないでしょうか。すごく近いのに、結局前回はマイセンまでいけず。。。
  • posted by marburger 
  • URL 
  • 2010.12/25 21:44分 

Re: きれいな街ですよね 

marburgerさん

ペンギンさんです。
ドレスデンは、たいしてじっくり街を見たわけでなかったのですが、なんだか気に入りました。
いいですね。今度はマイセンと一緒に眺めるとか。
あるいはライプツィヒも見てくるとか。
夢が広がります。
  • posted by zwei Froesche 
  • URL 
  • 2010.12/26 07:46分 

はじめまして 

ヴァルトシュロッセン橋の画像を探していて、このブログに行きあたりました。
ぶしつけで申し訳ありませんが、このヴァルトシュロッセン橋の画像をお借りしてもよろしいですか?m(__)m
  • posted by kippo 
  • URL 
  • 2013.06/23 09:35分 

Re: はじめまして 

kippoさん

ブログにおいでいただいて、どうもありがとうございます。また、わざわざのご連絡、恐れ入ります。最近、ブログの管理画面をあまりちゃんと見られなかったため、お返事遅れましてごめんなさい。
ブログの画像は、どうぞお好きにお使いください。
今後とも、たまに覗いていただけるととてもうれしいです(このブログ、更新速度がものすごく遅いのですが…)

> ヴァルトシュロッセン橋の画像を探していて、このブログに行きあたりました。
> ぶしつけで申し訳ありませんが、このヴァルトシュロッセン橋の画像をお借りしてもよろしいですか?m(__)m

  • posted by zwei Froesche 
  • URL 
  • 2013.06/30 18:36分 

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