かえるくんのゆかいな日常

かえるのふたりづれが、いろいろなところに旅するブログ。さあ、今日も昼からビールを飲むか...

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ピラトゥス登山(後編)ルツェルンのハウスベルク

今日のチューリヒ:くもりときどき晴れ。3℃/6℃。

今日はお昼ご飯をごちそうになりました。

Borschsch

ボルシチなんて、こんな手の込んだもの、ペンギンさん一人じゃまず作って食べないものね。うまいっ!
ゲストハウスのちょうど下のお部屋に、この間プロフェッサー・グリュンデルのご夫妻(例によって適当なお名前にしてあります。変更はいつでもお申し付けくださいね☆)が越してこられて、それでせっかくなのでお昼をどうぞとお誘いいただいたのです。同じように在外研究でも、プロフェッサーの方はこちらからの招へいで来られていてお仕事三昧だそうで、チューリヒまで押しかけてお世話になりに来て、そのくせ勉強はいま一つのペンギンさんとは大違い!

いずれにしても、今後ともよろしくお願いします!なのです。

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きのうの日帰り旅行のお話の続きなのです。

湖のほとりの駅から今度は世界最大勾配の電車に乗ってピラトゥス山の山頂にたどり着きました。ペンギンさんはふもとのアルプナッハシュタットの駅までルツェルンから電車で着ましたが、本当は四森国湖(Vierwaldstättersee)をゆくに乗ってやってくるのが、定番の観光ルートなんだそうです。そんなこと言ったって、船の方はもうシーズンが終わっちゃってましたから…

―ペンギンさんの行動がいつも遅いのが悪いんだよねぃ。
―本当にねぃ。
~まあまあ、連れてきてもらったんだから文句は言わないで。

…くまくんの聞き分けのいいのは若干気になりますが、いずれにしても山の上。ピラトゥス山頂にもホテルが、それも2軒あるそうで、こういうところに泊まったら、ものすごく星がきれいなんだろうなあ…

鉄道駅のフロアは大きなガラス張りで、風が強いときでも、ぬくぬくと景色を楽しめそうです。でも、今日はお天気がいいのだから、もちろん、階段を上がって上のテラスへ。急がなきゃ。さっきの電車が下に降りていくから。

Pilatusbahn Triebwagen Pilatusbahn

テラスにはセルフサーヴィスのスタンドがあって、そこでペンギンさんは、例によってビールと、あと小腹がすいたのでちょっとしたものを。

Bier & Wurst

~ペンギンさん、そこゴミ箱の上…
―そうなんだ、ペンギンさんはいつもこうやっておいらたちを虐待するんだ。
―虐待には断固反対、っていつもペンギンさん、言っているのにねぃ。
―本当にねぃ。

…だってほかに写真撮れる場所がなかったんだもの、しようがないでしょ! それにしても、ビールは400ミリの小さいほうにしておくべきだったかな…

軽く食し終わって、ちょっと付近を歩いてみようかという気分。この時点でもう15時近くて、乗り物の最終は16時30分くらいということだったから、見るべきものは見ておかないと、ね。

さしあたり二つピークが見えます。ベルヴューという名前の建物(ホテルです)の真上と、それから、ピラトゥス・クルムという名前の建物(こっちもホテルです)の先に見えるのと。電車がきれいに見えるのは後者のように思えたので、そっちに行ってみることにしました。行けるところまで進んだところからの、山頂の施設の全景。

Pilatus Kulm

よくこんなところを登って来たなあ…
ところで「行けるところまで」というのは、その先は…

ueber dem Zaun

気象観測施設か、軍のレーダーか… そのかわり、下の方へと続く怪しい抜け穴がありまして…

Tunnel

そこを抜けて、ぐるっと反対側の岩肌をさっきの山頂の鉄道駅へと抜けて回る15分程度のハイキングコースがあるわけです。

Gebirge Uebersicht der Stadt Luzern

ルツェルンの街がきれいです。
このルート、途中から岩肌をくりぬいたトンネルみたいになっていて、ところどころで窓が開いていて、おもしろかった!

Tunnel

さて、しかし山のてっぺんにはまだ登っていないので、今度はベルヴューホテルの上にある頂へ。

Pilatus

なかなか急傾斜です。調子よく登ると、すぐ息が切れます。しかし、特段長いわけでもないから、何とか登り切ってみると、これまた素晴らしい眺望が!

Uebersicht der Stadt Luzern Schatten

もう16時前。複雑な形をした四森国湖の一帯に、ピラトゥスの見事な錐形が反映されていました。

このピラトゥス山、山の形があんまり急で、上の方は石灰石がちでちょっと異様に見えるからか、古くは、イエスの処刑を許容した総督ピラトの霊が飛んできて眠っているから、その眠りを妨げないようにするため登山禁止!だったのだとか。ほかにもドラゴン伝説が残るなど、いろいろと面白い経緯のある山のようでした。

山頂から、真っ白な雪を頂いたアルプスが見えています。

Alpen Berner Oberalpen

たぶん、アイガーっぽい特徴的な黒い肌が見えています。とすると、これはユングフラウとメンヒも見えているかな?

というわけで、おみやげも買って、16時10分くらいには降りる支度を始めるのですが、なんだかものすごい行列。行列は2方向に延びていて、一方はさっきの登山電車。最終は16時25分とのこと。こっちはお客さんを全員収容できるまで、車両を大量投入、続行運転することで対処するんでしょうね。4両までは確実に続行可能な体制が築かれているようです。

で、ペンギンさんは、反対側のルツェルン方面へと抜ける乗り物に乗るのです。

Luftseilbahn Pilatus

これで、クリエンスというところを目指します。途中のフレンクミュントエッグ(Fränkmüntegg)というところまでは大きいロープウェーで15分ほどの運行間隔というのが本来なのだけれど、この大量の客をさばくためにこっちも続行運転で対応していました。とはいえ、やはり運行間隔が5分程度は空いてしまうのですが。

満員電車のようなロープウェーで、たまたまいい場所を確保できたペンギンさんは、心行くまで景色を堪能。

Kreuzung

フレンクミュントエッグからは、今度は小さい(4人乗り)の、しかし次々とやってくるロープウェーに乗って、クリエンスまで降ります。

ドイツ語圏ではケーブルカーもロープウェーもリフトでも、とにかく「ザイルバーン」なのだけれど、その中ではケーブルカーがシュタントザイルバーン(Standseilbahn、無理に直訳すれば「地上直立式索道」?)、リフトはセッセルバーン(Sesselbahn、同じく「座乗式索道」)と区分されるのは当然として、ロープウェーはさらに二つに区分されるようです。今回フレンクミュントエッグまで降りるのに乗った、大型で運行時間間隔の長いものはルフトザイルバーン(Luftseilbahn、「空中式索道」)と、そこから先の、次々くる小さいタイプのゴンデルバーン(「かご式索道」)です。それぞれマークが違いますから、覚えると便利かも。今回の知識。

さて、その肝心のゴンデルバーンの方の写真が全くないのは、実は車中同乗されたご家族とくっちゃべってたから。ルツェルンからの日帰り小家族旅行なのだそうで、2世代でやってきて、ペンギンさんは二手に分かれたご家族のおとうさん、おばあさん、おじょうさんの方とご一緒しました。

この山はルツェルンっ子にとってのHausbergなのだそうです。このハウスベルクって表現もドイツ語ウィキペディアでぱらぱら見ていて初めて知った表現なのですが、いうなれば「おらが山」というところでしょうか。函館の函館山、神戸の六甲山、八幡の皿倉山、八王子の高尾山

で、今日は登山電車の最後の日に近いから、大挙してルツェルン市民がやってきていたんですって。そういえば外国人の姿はあまり見ませんでしたしね。やたら目ったら混んでいたのは、そういう事情のようです。

おばあさんが言うには、リギもいいよって。ゴンデルバーンから湖を挟んで向こうの方に、これも特徴的な形をしたとんがった山が見えていました。こっちは通年営業だし、いずれお出かけしたいです。

―そんなことを言っているから、結局行かないことになっちゃうんだよねぃ。
―本当にねぃ。
~「近いところほど行かない」現象ってやつだね。
―くまくん、君はずいぶんすごいことを知っているんだねぃ。
―本当にねぃ。

…というわけで、ふもとのクリエンスの街まで降りてきて、トロリーバスでルツェルン中央駅を経由してお帰りだったのでした。

実はその間もちょっとしたストーリーがあったのだけれど、もう十分すぎるほど長くなっちゃったから、今回はこの辺で! 次に、(今度こそ)ルツェルンの街を眺める機会があったら、ついでに書くかも。


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