かえるくんのゆかいな日常

かえるのふたりづれが、いろいろなところに旅するブログ。さあ、今日も昼からビールを飲むか...

Entries

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • [No Tag]

バーデンとプファルツ(5)ライン=ハールト軌道

今日のフライブルク: 晴れのち曇り。夜になって雨。最高気温は、たぶん24℃くらい。
…と思っていたら、夜半になって嵐のような天気になってました。昼間がこうでなくて本当によかった…

今日は今日ですてきな体験をしてきたのですが、それはブログではまだだいぶ先のお話。

ブログの上では、シュパイアーを観光してきたところ。「地球の歩き方」では、ハイデルベルクのエクスカーションとして大聖堂が取り上げられていただけでしたが、街も落ち着いていて居心地がいいので、ちゃんと街の紹介があってもいいんじゃないかなって思いました。

で、そこから帰ったのですが、意味もなく寄り道をしてみたのです。

シュパイアーの駅からはドイツ鉄道の気動車。電化区間ですが、612系気動車さんの担当で、ルートヴィヒスハーフェン中央駅へ。

Ludwigshafen Hbf

この駅、とっても不思議な構造をしていて、それをうまく写真に撮れないのが残念です。実はここ、ちょうどデルタ線になってまして、まさにそのデルタ部が駅になっています。そのうちの一本、マインツ方面に抜ける線路は効果で、残りの二つは地平にあります。なんだかバスターミナルみたいな雰囲気。

そんなところに駅ができたのは、あくまで鉄道側の都合に違いない。駅の中に売店とカフェがすこしだけ。駅前には何にもありません。これだけ何もない「中央駅」も珍しいと思う。

Ludwigshafen Hbf

少しはこの街の街らしいところも見ておこうかと、いったん、トラムで街の中心に向かいます。中央駅の電停は地下になっています。かつては「Uバーン」を名乗った経緯があるのか、中央駅には「U-Straßenbahn」のUを削った跡がありました。

Haltstelle LU-Hbf

地下路面電車って、なんだか心がときめいちゃうペンギンさんなんですよね…

街の中心はベルリン広場。ここに、ルートヴィヒスハーフェンを通るトラムが一大結集するのです。

Berliner Platz

マンハイムルートヴィヒスハーフェンは、ライン川を挟んで発達した双子の街。でも、間に横たわるライン川が州境をなしていて、おたがい別の州に属しています。マンハイムはバーデン=ヴュルテンベルクですが、ルートヴィヒスハーフェンはラインラント=プファルツなのです。街の規模はマンハイムのほうが上。

ハイデルベルク、マンハイム、ルートヴィヒスハーフェンという三つの街は、州の境を越えてトラムで一つにつながれています。それらの街の周辺地域を合わせて、市内交通が一元化されていて、共通料金制度が撮られているのです。

Liniennetz

そういうわけで、シュパイアーへのエクスカーションはゾーン4の1日乗車券(おとなひとり用9.30ユーロ)でお出かけしました。必ずいったんマンハイムやルートヴィヒスハーフェンに戻るようにしてルートをとれば、この切符でハイデルベルクなんかもまわることができます。

実は、気になっている乗り物がありまして、で、そのあたりを確認したうえで切符を買っていたわけです。

やってきた4番のトラム…の線路上を走るイレギュラーな系統、X系統に乗り込んで、片運転台トラム車両の特等席、最後尾に陣取ります。やりたいことはただ一つ。

トラムは、ルートヴィヒスハーフェンの街の中を併用軌道で通り抜け…

Ludwigshafen

Im Weinbaugebiet

いつしか街を抜けて、トウモロコシ畑の中を、さらに進んでワイン畑の中を、専用軌道で突き進んでいきます。と思ったら、郊外の小さな町の中を、こんな無茶してみたり…

Ellerstadt

なんと単線区間になってまして、エラーシュタットという田舎町の狭い道路をいっぱいいっぱいで通り抜けていきます。そしてまた、ワイン畑のまん真ん中を走っていくのです。

またしても線路は単線になって、終点のバート=デュルクハイムの鉄道駅の前へ。

Bad Dürkheim Bf

この街に何があるかは全く知らないペンギンさん。ちょっとだけ街を眺めてみることにしました。

Schloß Bad Dürkheim

シュロス(お館って感じかな)と呼ばれるかなり高級そうなホテル兼レストランがありました。街はごくごく小さいながら、石畳の続く、それなりに風情のある街でした。

街の北側は大きな公園。市街地図(これが整備されていたのは、ペンギンさんにとってかなり大きなポイント)によれば、クアパークというそうです。そして、その真ん中にクアハウスなる建物。そこにツーリストインフォメーションが入っているのですが、どう考えても営業時間外なので、地図をもらうことはできないのが残念です。

公園の中はきれいに整備されていました。

Kurpark

バートというのは温泉を意味すると聞きますが、もとは水浴びをする場所という意味で、だから街中にある「バート」は温泉場でなくて市民プールだったりすることが多いように思います。その中で、この街の「バート」はまさに温泉場だと思われ、それを体験してもちょっとおもしろかったかもしれません。中央駅のそばにあったシュロスも、そういう湯治客を集めるべく営業しているんでしょうね、きっと。

クアパークを抜けると、さっきの路面電車の単線区間にぶつかります。ちょうど市役所の前あたり。

Rathaus Bad Dürkheim

このあたりでちょっと待っていると、ちょうど列車がバート=デュルクハイムの街から走って行ったので、これを動画で撮影! ここは単線区間だから、単線に入る前に行き違いをした反対方向行の列車がすぐにやって来るだろうとにらんで、ちょっとだけ撮影地点を移動します。列車の中から眺めてとても素敵だった、ワイン畑の丘の上へと。

待てど暮らせど列車は来ない… でも辛抱強く待っていると、西日を浴びながら、モダンなトラムの車両が通りぬけていくのでした。

Weinbau an Bad Dürkheim

ペンギンさんは、この列車の折り返しに間に合わせるべく、街とは反対方向に向かってとぼとぼと歩いて行きました。バート=デュルクハイム東の電停から乗り込む算段。結構遠いぞ…

Bad Dürkheim Ost

電停の隣が車庫になっています。この区間、ライン=ハールト軌道線という名前がありまして、マンハイム都市圏の2大名物トラム(と勝手に命名)の一つなのです。郊外の田舎を、単線区間なんかもあったりして、とぼとぼ走るのがこの列車の魅力。以前買った路面電車の本にここの紹介があって、こういう田舎道の路肩を走るトラムってとっても素敵だと思って、いちいち会いに来たのでした。

実はより有名なのは、5系統の上ライン軌道、通称OEGで、その路線がマンハイムとハイデルベルクとを底辺とする三角形状になっていて、ぐるっと一周して、その間をまた田舎町をトコトコ走るとても素敵な線路のようでした。でも、肝心の見どころである田舎町の中の単線併用軌道区間を、複線化工事中で代行バスということで、今回は断念。工事は、ペンギンさんみたいな懐古的鉄道ファンの趣味をのぞけば、納得の内容です。

こうした田舎町まで行く軌道線はそれぞれ別の運行会社が運営していたらしいのですが、最近になって一つの会社に統合されたとのこと。OEGの方は別の鉄道駅なんかも所有していたそうでして、マンハイムにも、いまはパーティールームかなんかになっている球液の建物があるとのことでした。以上、ムー先生情報。

ちなみに、4系統のトラム、かなり多くの列車が途中のオガースハイム止まりで、終点のバート=デュルクハイム行は昼間は30分に1本でした。通りで列車が来なかったわけで、帰りの列車を逃さないでよかった…

このトラムの反対っ側の終点はマンハイムの街のさらに郊外。ペンギンさんはマンハイム中央駅の電停まで。ライン川を渡る橋の隣には、道路と、鉄道線と並走します。そこをこんな乗り物が追い越していきました。

TGV an Mannheim

おっ! TGVじゃん! ミュンヘンまで行く系統かな? 一回乗ってみたい乗り物の一つ。タリスは乗ったんですけどね。

というわけで、鉄道趣味にばっちり走った4時間ほどでした。それにしても、このトラム、プファルツワインの里の風景を、低床トラムの低い車窓から眺めるのは、なかなか乙な体験なのでした。
(次回はこっち
スポンサーサイト
  • [No Tag]

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。